プロドライバーと花粉症&薬
職業ドライバーさんにとって辛い花粉のシーズンがすでに始まっていますね。クシャミ・鼻水・鼻づまり・目の痒み・・・、どれをとっても運転の妨げになるものばかりです。
さて、「インペアード・パフォーマンス」という言葉をご存じでしょうか。これは、「気付きにくい能力ダウン」などと説明され、花粉症を改善するために飲む「抗ヒスタミン剤」が眠気のほか、集中力や判断力、作業能率の低下を招くとして、以前からよく使われていた言葉です。安全第一の職業ドライバーさんの場合は、「見えざる脅威」ともいえるインペアード・パフォーマンスについてもぜひ押さえておかなければなりません。
では、どのように対処すればよいかと言えば、医師の処方により、「眠くなりにくい薬」を処方してもらうことです。その際のポイントは、「職業ドライバー」であることを必ず申し出ること、そして、飲み忘れた場合の対応など、細かなアドバイスを受けることです。
花粉症だけに限らず、薬は運転業務と密接に関係します。経営者や運行管理者は、ドライバーさんがどのような薬を服用しているか、医師の指示に従っているかなどを把握し、薬のコントロールの重要性についても指導してください。
社内教育には、このようなポスターの活用も。
「健康管理・事故防止ポスター」について詳しくは…:
NPO法人ヘルスケアネットワーク『健康管理と事故防止ポスター』一覧(外部リンク)
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NPO法人ヘルスケアネットワーク
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連載コラム『点呼でウケる!あんサポ 安全・健康小噺』
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