事業用自動車の運転者の体調を加味した
事故防止モデルの構築及び実証実験・研究の実施について

– 国土交通省 ビッグデータ活用による事故防止対策推進事業についての調査を受託 –

公益財団法人大原記念労働科学研究所 安全運行サポーター協議会(会長 酒井一博)は、国土交通省の平成28年度 ビッグデータ活用による事故防止対策推進事業についての調査を受託し、トラック・バスの運転者の体調を加味した事故防止運行モデルの研究開発及び、実証実験並びに研究分析を進めております。
安全運行サポーター協議会は、2014年11月の設立以来、「健康・過労起因事故の防止とドライバーの労働生活向上を目指して」を目的に掲げ、志を同じくする輸送事業者・多様な業種のメーカーの会員と共に活動を深めて参りました。よりよい次世代の運行管理システムの構築を通じ、広く安全運行が確保される社会の実現に寄与して参ります。

■国土交通省 平成28年度 ビッグデータ活用による事故防止対策推進事業についての調査
受託内容
(1)運転者の体調を加味した事故防止運行モデルの構築に必要なデータの調査
①自動車運送事業の用に供するトラック・バスの車両・運転者の運行・労務管理等に関する情報の日常的収集(デジタル式運行記録計、生体センサー・健康系測定機器を経て運転者約300人超分の情報を約2ヶ月間収集)
②収集したトラック・バスの車両・運転者の運行・労務管理等に関する情報の相関や疲労への影響等を分析し、次の運行に向けた体調情報の数値化及び予測値等を活用することによる運転者の体調を加味した事故防止運行モデルの構築及びその試用のための環境整備
③運転者の体調を加味した事故防止運行モデルの導入・試用

(2)運転者の体調を加味した事故防止運行モデルの評価
①運転者の体調を加味した事故防止運行モデル導入時の課題の把握及び整理
②運転者の体調を加味した事故防止運行モデルの評価
③体調情報等の予測精度の向上等に関する考察

(3)次世代運行管理・支援システムについての検討会 開催(事務局運営)