第1回安全運行サポーター協議会セミナー開催のご報告
第1回安全運行サポーター協議会セミナーを、2015年11月25日 東京海洋大学にて開催致しました。
おかげさまで、早々に200名以上の参加登録をいただき、当会の活動目的であり、今回セミナーテーマとして掲げた「過労起因事故防止とドライバーの労働生活向上」に対する、皆様の関心の高さを改めて確認しました。
セミナーでは、第1部に国土交通省 自動車局安全政策課長 平井隆志氏をお招きし『事業用自動車の事故防止施策等について』と題し基調講演いただき、第2部では、特別講演として『企業の事故防止における体調健康管理の重要性』について、損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント株式会社 自動車コンサルティング開発本部 部長 竹村公一氏よりお話しいただきました。続いて第3部では、安全運行サポーター協議会より、活動報告及びこれからの取り組み方針の他、「体調予報」が目指すところについて現在実施している実証研究の速報を交えた報告、12月21日にサービス開始を予定しているワンストップサービスの内容、今後のワンストップサービスの展開方針等についてご報告差し上げました。
第4部では、株式会社プロデキューブ 代表取締役 高柳勝二氏のコーディネートで『輸送事業者様の安全健康への取り組みと今後の期待』と題しパネルディスカッションを行いました。バス・トラック各々の輸送事業者様として、ワールド自興株式会社 代表取締役社長 青木正勝氏、コフジ物流株式会社 代表取締役社長 堂坂佳延氏をお招きし、安全と健康についての取り組み内容についてご発表をいただき、安全と健康が表裏一体であり、安全と健康への取り組みはドライバー自身を守り大事にすることであると改めて確認した後、今後の現場での取り組みについてのヒント、当会としてサポートできることを探りつつ盛会の内に終了しました。
また、会場前では、安全運行と健康に取り組む企業による最新機器等の展示があり、「知らなかった」「こういうものがあるのなら、ぜひ取り入れてみたい」といった声があがるなど、各企業展示ブースは賑わいました。
懇親会では、公益社団法人 日本バス協会 常務理事 船戸裕司氏よりご挨拶、東京海洋大学 兵藤哲朗教授に乾杯のご発声をいただき、セミナーでの冷めやらぬ熱気そのままに参加者皆様の交流へと続きました。懇親会ならではの忌憚のないセミナーへのご感想はじめ、今後に向けた力強いお言葉等も随所で頂戴しました。
ご来場いただいた皆さまには大変熱心にご参加いただき時間が足りない程でしたが、今回ご参加いただけなかった皆様含め、またこのような機会を設け、よりよい未来型の輸送環境について考え、共に実現していければと存じます。今後ともお力添えの程、よろしくお願い致します。
尚、当日の様子は、今後本あんサポWeb上にて引き続きご紹介していければと思っております。レポート続報を、どうぞご期待ください。
第1回 安全運行サポーター協議会セミナー
健康・過労起因事故の防止とドライバーの労働生活向上を目指して
- 第1部 基調講演
事業用自動車の事故防止施策等について
平井隆志(国土交通省 自動車局安全政策課長) - 第2部 特別講演
企業の事故防止における体調健康管理の重要性
竹村公一(損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント株式会社
自動車コンサルティング開発本部 部長) - 第3部 安全運行サポーター協議会 活動報告
良質な人材確保のための健康経営をサポート
1.安全運行サポーター協議会の活動内容
酒井一博(安全運行サポーター協議会 会長)
2.「体調予報」が目指すもの-実証研究結果より-
田中 充(安全運行サポーター協議会 標準化WG主査)
3. ワンストップサービスが目指すもの
松元 俊(安全運行サポーター協議会 ワンストップ化WG主査) - 第4部 パネルディスカッション
輸送事業者様の安全健康への取り組みと今後の期待
コーディネータ 高柳勝二(株式会社プロデキューブ 代表取締役)
パネリスト 青木正勝(ワールド自興株式会社 代表取締役社長)
堂坂佳延(コフジ物流株式会社 代表取締役社長)
平井隆志(国土交通省 自動車局安全政策課長)
竹村公一(損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント株式会社
自動車コンサルティング開発本部 部長)
酒井一博(安全運行サポーター協議会 会長) - 懇親会 (18:00~19:30)
主催 | 公益財団法人労働科学研究所 |
事務局 | 安全運行サポーター協議会 |
後援 | 国土交通省 |
日時 | 2015年11月25日(水)13:30~17:30 |
場所 | 東京海洋大学 品川キャンパス 楽水会館 (東京都港区港南4-5-7) |