第4回あんサポ会員交流会を2022年11月16日16時~17時に開催しました。新年度から「企画委員(WG)」主査となった中日臨海バス森川氏の司会により、順調に会が進められました。
「現場報告」では足立タクシー株式会社代表取締役社長の服部応秀氏より、「タクシー業界のアプリ導入状況」 とのタイトルで、タクシー業界における様々なパソコン上、あるいはスマホ上のアプリケーションに関する報告を頂きました。一般乗客にとっては配車アプリが身近であるが、配車アプリによってドライバーにも収入が安定するなどの効果があるとのことでした。また、車内カメラと連動した安全管理のためのアプリや健康管理に活用できるアプリについての説明がありました。
「運輸トピックス」では近畿大学の島崎敢氏より、「なぜ事故が起きないかを考える交通安全」と題したプレゼンテーションを頂きました。島崎氏はトラックドライバー経験を持つ研究者です。学習理論と自身のドライバー経験も踏まえ、「事故が起きなかったこと」を褒めることの効果やその方法について、理論的具体的な示唆を頂きました。
総合討議では、運輸事業者から「つい何か問題が起きてから、その行動を罰する傾向があるが、何もない時(事故が無い時)にその理由を深く考え、ドライバーに対応することが重要であることに気づいた。」等の声がありました。また、良い行動を褒めるためには、服部氏によって紹介された最新のアプリが活用できるのではとの示唆も示されるなど、充実した討議となりました。
(会員の皆様は会員限定ページより当日資料を閲覧できます)
次回、2023年2月22日(水)に開催する予定です(話者やテーマは未定)。